誓い
忘れないと誓ったことを
忘れてしまいたくなる夜
木枯らしの音を聞きながら
何をして過ごそうか
悲しい歌を
歌ってみようか
悲しい歌なら消えた思いの数だけ
心の中にしまってある
ひとつふたつ取り出して
アカペラで歌ってみたら
一人の部屋の中
自分の声がこだまして
サッシの窓が風に揺れる
明るい歌を
歌ってみようか
ふさぐ気持を吹き飛ばす
明るい歌だって歌えるぞ
ひとつふたつ取り出して
CDにあわせて歌おうよ
部屋に満ちるサウンドに合わせて
力いっぱい歌ってみたら
涙がひとすじ流れたよ
忘れないと誓ったことを
忘れてしまいたくなる夜
たまらない気持で
ベランダへ出て空を見上げたら
木枯らしに舞う白いもの…
それは
あなたのなまえ
忘れないと誓ったことを
忘れてしまいたくなる夜
今日も僕は
あなたを好きなままです
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