ため息メール
きみのメールがため息をつく日
僕は無力な自分が
とても悲しくなる
たとえば友達の誰かのように
君を誘って
楽しい話で笑わせるすべもない
たとえば僕の知らない
誰かのように
話すことで
きみをほっとさせるすべもない
僕はただここにいて
携帯の文字を見つめながら
きみの思いに
心をはせるだけ
何が君を嘆かせるのか
何が君を悲しませるのか
きみはどうありたいのだろう
僕は何ができるのだろう
僕はただここにいて
君の心に
思いをはせるだけ
きみのメールがため息をつく日
僕の携帯は
どこまでも沈んだ灰色になる
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