大好きのつたえ方
きみと会って帰ってきた日
郵便受けの中に
きみからの手紙
たった１行
「私、ペケさん大好きです。」
生まれてはじめてもらった
ラブレター
Ｐ．Ｓ．に
みゆきさんの「霧に走る」と
合否にかかわらず連絡をくださいってことば
読み終わらないうちに
電話してた
女子寮の呼び出しが
こんなに長かったなんて
ぼくだって
毎日、毎分、毎秒
ただただきみのことを考えてた
朝はきみの夢で目を覚まし
夜はきみへの想いを抱いて眠ってた
たった１枚のきみからの
残暑見舞いを枕もとに
でも
大好きの伝えかた
それだけがわからなかった
いろいろやってみたけれど
いままで
一度も伝えられなかったから
今度も伝わらないことが
ただ怖くて
怖くて
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